シフト制とは違う?変形労働時間制とは
愛知県豊橋市に人材派遣会社を営み、キャリメリFactorを運営しています「株式会社サンキョウテクノスタッフ」です。
ブログ形式で「派遣のお仕事情報」や「初めて派遣で働くひと」のお役立ち情報を定期的に配信していきます。
さて、早速、今回のブログのテーマに入りたいと思います。
今回のテーマはズバリ『シフト制とは違う?変形労働時間制とは』ということでお伝えしていきたいと思います。
製造業には様々な働き方がありますが、『変形労働時間制』と呼ばれる働き方をご存知でしょうか。
一見シフト制のようにも思われますが、実はシフトとは違う働き方なのです!
本記事では、変形労働時間制について解説すると共に、シフト制との違いも説明致します。
■変形労働時間制とは
変形労働時間制とは、一定期間内の労働時間を柔軟に配分し、法定労働時間を調整しながら働くことができる制度です。
これだけ聞くと長時間労働を可能にする制度であるようなイメージを抱いてしまいがちですが、繁忙期に労働時間のボリュームを増やし、閑散期に労働時間を減らすような働き方ができるため、実際は従業員のムダな労働時間を減らす効果を期待できる制度です。
なお、変形労働時間制には、大きく下記の4つの種類に大別されます。
- 1年の変形労働時間制
- 1ヵ月単位の変形労働時間制
- 1週間単位の変形労働時間制
- フレックスタイム制
■シフト制とは
一方でシフト制は、あらかじめ勤務時間を何パターンか用意しておき、そのパターンを組み合わせて働く勤務形態です。
たとえば、飲食店における勤務時間を「早番・中番・遅番」と決めておき、従業員の都合に合わせて配置し、交代しながら店舗の運営を行います。
■変形労働時間制とシフト制の違い
変形労働時間制は、繁忙期や閑散期に合わせて所定労働時間を柔軟に調整する制度です。導入制度によって、労働時間を月単位や年単位で調整できるようになります。一方でシフト制は、時間ごとに従業員が交代して働く制度であり、管理者が従業員の希望を踏まえて決められたパターンでシフト表を作成することで、従業員の労働時間を管理する制度です。
それぞれは全く違う働き方になるため、転職する際は新しい職場で採用されている勤務形態についての理解を深めておきましょう。
■変形労働時間制のメリット・デメリット
続いて、変形労働時間制のメリット・デメリットを紹介します。
□変形労働時間制のメリット
変形労働時間制のメリットは、どの日も均一であった労働時間を、繁忙期と閑散期の業務量に応じて「最適な労働時間」に調節して働ける点。また、従業員の閑散期の待機時間の削減、延いては工場全体の労働時間・時間外労働の削減を図ることができるため、生産性の向上を実現しやすくなります。
□変形労働時間制のデメリット
変形労働時間制のデメリットは、導入手続きが煩雑な点と運用が難しい点の2つです。
そのため、製造業においても定着している現場がまだ少ないと感じるでしょう。
さらに、繁忙期には労働時間が長くなるため、従業員の負担が増えることも考えられます。
■シフト制のメリット・デメリット
シフト制のメリット・デメリットは、次の通りです。
□シフト制のメリット
シフト制は、予定やライフスタイルに合わせた働き方を叶えられる側面があります。
繁忙期や閑散期に関係なく、一定時間の勤務が見込めるため、大きく収入が変動する心配がないでしょう。
□シフト制のデメリット
都度シフトを組む場合、先の予定を立てづらいと感じる場合もあるでしょう。
また、一部の時間帯のみ人手が足りない時、人手不足の時間帯のメンバーに負担が偏る懸念も考えられます。
■変形労働時間制 まとめ
今回は、変形労働時間制とシフト制の違いや、それぞれのメリットとデメリットについて解説しました。
新しい職場で働く場合においては、自分のライフスタイルを理解し、ピッタリな働き方や制度を提供する職場を選ぶことが重要です。
ぜひ仕事選びの際の参考にしてくださいね!
皆様のお仕事探しのご参考になればうれしい限りです♪
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