再就職手当とは?製造派遣も受給可能?制度の概要と受給手順を解説

再就職手当とは?製造派遣も受給可能?制度の概要と受給手順を解説

愛知県豊橋市に人材派遣会社を営み、キャリメリファクトリーを運営しています「株式会社サンキョウテクノスタッフ」です。
ブログ形式で「派遣のお仕事情報」や「初めて派遣で働くひと」のお役立ち情報を定期的に配信していきます。

さて、早速、今回のブログのテーマに入りたいと思います。
今回のテーマはズバリ『再就職手当とは?製造派遣も受給可能?制度の概要と受給手順を解説』ということでお伝えしていきたいと思います。


「失業保険をもらっていたけど、早く仕事が決まった!何か手当ってあるのかな?」「製造派遣でも再就職手当って貰えるの?」と、失業中に再就職が決まった際、このような疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。特に、派遣という働き方を選択した場合、再就職手当の受給対象となるのかどうか気になる方もいるかもしれません。


本記事では、再就職手当の制度概要から受給条件、具体的な受給手順までを詳しく解説します。製造派遣で再就職した場合の注意点についても触れますので、ぜひ参考にしてみてください。


再就職手当とは?制度の概要をわかりやすく解説

再就職手当とは、失業保険(基本手当)を受給している方が、早期に安定した職業に就いた場合に支給される手当です。早期の再就職を促進し、失業者に生活の安定を支援することを目的とした制度であり、早く仕事が決まった方への支援金のような制度とも言えます。


支給要件のポイント

再就職手当を受給するためには、いくつかの要件を満たす必要があります。主な要件は、以下の通りです。

  • 待機期間満了後の就職: 失業保険の受給手続き後、7日間の待機期間が満了していること。
  • 支給残日数が多いこと: 基本手当の支給残日数が所定の日数以上あること。
  • 1年を超えて勤務することが確実であること: 雇用期間が1年以上であることが見込まれること。
  • 離職前の事業主と関係がないこと: 離職前の事業主(関連会社を含む)に再就職していないこと。
  • 過去3年以内に再就職手当を受給していないこと: 過去3年以内に再就職手当や常用就職支度手当を受給していないこと。
  • 自己都合退職の場合、給付制限期間経過後の就職であること: 自己都合退職の場合、3ヶ月の給付制限期間が経過していること。

これらの要件を全て満たしている方が受給の対象となります。


支給額はどれくらい?

支給額は、基本手当の支給残日数によって異なります。

  • 支給残日数が3分の2以上の場合: 基本手当の支給残日数の70%相当額
  • 支給残日数が3分の1以上の場合: 基本手当の支給残日数の60%相当額

例えば、基本手当の支給残日数が90日で、支給残日数が3分の2以上の場合、90日 × 70% = 63日分の基本手当が支給されます。


製造派遣でも再就職手当は受給可能?

結論から言うと、製造派遣でも再就職手当を受給できる可能性があります。ただし、上記の支給要件に加えて、派遣特有の注意点があります。


派遣の場合の注意点

  • 1年を超えて勤務することが確実であること: 派遣契約期間が1年以上であることが見込まれる必要があります。短期の派遣契約の場合は、受給対象とならない可能性があります。派遣会社に長期の仕事を紹介してもらう、または長期契約が見込まれる仕事を選ぶことが重要です。
  • 派遣先が離職前の事業主と関係がないこと: 派遣先企業が、離職前の事業主(関連会社を含む)でないことを確認する必要があります。

これらの点に注意すれば、製造派遣でも再就職手当を受給できる可能性は十分にあります。


再就職手当の受給手順をステップごとに解説

再就職手当を受給するための手順は以下の通りです。


ステップ1:就職が決まったらハローワークに連絡

就職が決まったら、速やかにハローワークに連絡しましょう。再就職日や就職先の情報などを伝えます。


ステップ2:採用証明書等の必要書類を提出

ハローワークから指定された必要書類(採用証明書、雇用契約書など)を提出します。


ステップ3:支給申請書を提出

ハローワークから支給申請書を受け取り、必要事項を記入して提出します。


ステップ4:ハローワークの審査

提出した書類に基づいて、ハローワークで審査が行われます。


ステップ5:支給決定・手当の支給

審査に通れば、再就職手当が支給されます。


【参考】手続きをスムーズに進めるために

  • 早めにハローワークに連絡する: 就職が決まったら、できるだけ早くハローワークに連絡しましょう。
  • 必要書類を揃えておく: ハローワークから指示された必要書類を事前に確認し、準備しておきましょう。
  • 不明な点はハローワークに問い合わせる: 手続きについて不明な点があれば、遠慮なくハローワークに問い合わせましょう。

再就職手当に関するよくある質問

ここでは、再就職手当に関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。
「再就職手当の受給対象である」「早期に就職先が決まった」などの場合は、本章のQ&Aにも目を通しておきましょう。


Q. 試用期間中でも受給できますか?

A. 試用期間中であっても、1年以上の勤務が確実であれば、受給できる場合があります。


Q. アルバイトやパートでも受給できますか?

A. アルバイトやパートでも、上記の支給要件を満たしていれば受給できる可能性があります。ただし、雇用期間が短い場合や、週の労働時間が短い場合は、受給対象とならない可能性があります。
そのため、ハローワークに直接確認することを推奨します。


Q. 再就職後すぐに辞めてしまった場合はどうなりますか?

A. 不正受給とみなされる可能性があります。再就職後、短期間で自己都合退職した場合は、返還を求められる可能性があるため注意しましょう。


まとめ:再就職手当を賢く活用して、新しいスタートを応援

再就職手当は、早期の再就職を支援するための制度です。製造派遣で再就職した場合でも、要件を満たせば受給できる可能性があります。制度をしっかりと理解し、手続きをスムーズに進めることで、新生活に向けたお金の心配が軽減されることもあるでしょう。
ぜひ自身でも調べ、知識を深めておきましょう。


今回は『再就職手当とは?製造派遣も受給可能?制度の概要と受給手順を解説』について特集をさせて頂きました。
皆様のお仕事探しのご参考になればうれしい限りです♪

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