製造派遣の仕事でも筆記試験ってあるんですか?

愛知県豊橋市に人材派遣会社を営み、キャリメリファクトリーを運営しています「株式会社サンキョウテクノスタッフ」です。
ブログ形式で「派遣のお仕事情報」や「初めて派遣で働くひと」のお役立ち情報を定期的に配信していきます。
さて、早速、今回のブログのテーマに入りたいと思います。
今回のテーマはズバリ『製造派遣の仕事でも筆記試験ってあるんですか?』ということでお伝えしていきたいと思います。
製造派遣の仕事に応募する際、面接や面談の他に「筆記試験もあるの?」と不安に思う方も多いではないでしょうか。製造業未経験の場合や派遣という働き方が初めての場合、どのような試験が課されるのか気になりますよね。
そこで本記事では、製造派遣の登録時などに実施される可能性のある筆記試験の内容や目的などについて解説します。
■製造派遣に登録する際、筆記試験は行われるの?
製造派遣会社によっては、登録の際に筆記試験が行われることがあります。
ただし、多くの場合は派遣会社への登録を決定する目的(採否を判断する)よりも、どのような能力を備えているのかを確認する目的で実施されるケースが大半です。
そのため、多くの場合は事前に対策をする必要はなく、指示に従い手順に沿って試験に取り組めば問題ありません。
■製造派遣で実施される筆記試験の種類例
製造派遣で実施される試験には、次のようなものがあります。
□理解度試験
理解度試験では、主に初期研修の後に実施される試験であり、初期研修で指導した内容をしっかり理解・把握できているかを確認するために行われます。
初期研修の内容をしっかり聞き、内容を理解できていれば問題ないでしょう。
□適性検査
適性検査とは、作業適性やストレス耐性、協調性などを評価する心理検査や性格診断テストのことを指します。教養や学力を見定める試験ではないため、原則対策は不要です。
派遣会社としては、適性検査が実施される理由の多くは、紹介する派遣先企業やポジションとの適性をデータから見極めたり、派遣社員の適性に合った求人を紹介したりするためだと考えられます。
□一般常識テスト
一般常識テストとは、社会的なマナーや基礎的な学力を問う試験です(例:時事問題や社会ルール)。
職場の基本的なコミュニケーションや社会性、ルール遵守意識、一般的な知識水準などを確認するために実施されることが多いようです。
□計算
応募企業や応募するポジションによっては、基本的な四則演算や簡単な計算問題を通じて数値処理能力を見定める試験が行われることもあります。
数字に対する正確性、計算速度の他、忍耐力や注意力を測るケースもあるようです。
□専門知識
エキスパート職を主に取り扱う派遣会社の場合、機械操作や工具使用、製造工程に関する知識を問うテストが行われることもあります。また、派遣会社におけるステップアップやキャリアアップの過程で、専門知識を問う試験が実施されることもあります。
専門知識が問われるような筆記試験を実施する場合、事前告知がなされる場合が多いため、派遣会社が求める基準に達するよう事前に試験勉強に取り組みましょう。
□作文
まれに、作文試験を行うケースもあり、与えられたテーマに沿って自分の考えや経験を文章で表現する力が問われることもあります。
■製造業で用いられることの多い適性検査
製造業の筆記試験に用いられることの多い適性検査には、主に次の2種類が挙げられます。
□SPI
SPI(Synthetic Personality Inventory)とは、リクルートマネジメントソリューションズが開発した適性検査です。
新卒採用や中途採用など、多くの企業が採用選考に利用しています。
SPIは、応募者の能力や人柄を把握し、職務や職場行動の基礎となる資質を測定することを目的としており、試験は主に「能力検査」と「性格検査」の2種があります。
能力検査:言語分野と非言語分野の問題を通して、コミュニケーションや思考力、新しい知識や技能の習得などの能力を測ります。
性格検査:日ごろの行動や考え方に関する質問から、その人がどんな人なのか、どのような仕事や組織に向いていそうかなどを把握します。
□SCOA
SCOA(スコア)とは、個人の能力やパーソナリティを多面的に評価する適性検査であり。NOMA総研が1985年に開発したテストです。
製造派遣以外でも企業の採用選考や公務員の採用試験などで多く利用されています。
なお、SCOAの特徴は、基礎能力(知的側面)や気質、性格、意欲(情意的側面)など多角的に個人を捉えるテストである点です。言語や数理、論理、常識、英語など幅広い範囲から出題されます。試験実施方式は、テストセンター方式、Web方式、マークシート方式の3種類があり、原則派遣会社が指定する方法で受験します。
■筆記試験の結果は採否や社内選考に影響する?
筆記試験の結果が採否や社内選考に影響するか否かは、筆記試験の内容や目的によるでしょう。
もし、ハイクラス層の求人に応募する場合は、応募水準に達しているかを見極めるために試験が実施されることから、水準に満たない場合は社内選考を通過できない場合があります。
一方、適性検査の場合は、その人の適性を見極めるために実施されるため、社内選考に試験の結果が影響することはないでしょう。ただし、適性にそぐわないと判断された場合は、求人の紹介を見送られたり、他の求人への応募をうながされたりする可能性も考えられます。
■筆記試験の内容は知らせてもらえる?
多くの場合、筆記試験を実施する際は、事前にその旨を共有してもらえるでしょう。しかし、具体的に出題される内容がどんなものか知らせてもらえないケースも珍しくありません。
このような場合は、職場の先輩に尋ねてみるのも1つです。過去に何らかの試験を受けたことのある先輩であれば、具体的な試験内容について把握しているでしょう。
ただし、試験に意識が向くあまり、自身の熱意や意欲が採用担当者に伝わらなければ本末転倒です。そのため、しっかりと自身の希望を伝えておくことも大切です。
筆記試験においては高い点数の獲得が良い影響を与える場合もありますが、その代わり他の応対が疎かにならないよう注意することが大切です。
■製造派遣の筆記試験実情 まとめ
今回は、製造派遣の筆記試験の実情について解説しました。
派遣会社によっては筆記試験が行われることもありますが、その内容や目的はさまざまです。
中には対策が必要なケースもありますが、登録会時に実施される筆記試験の場合、必要以上に気負いすることはないでしょう。
それ以上に自分の強みや意欲、希望をしっかりアピールし、希望の仕事を紹介してもらうことが大切です。
今回は『製造派遣の仕事でも筆記試験ってあるんですか?』について特集をさせて頂きました。
皆様のお仕事探しのご参考になればうれしい限りです♪
静岡・愛知・兵庫・長野などでの工場・製造のお仕事もキャリメリファクトリーにおまかせ!
お電話でのご相談やお問い合わせも大歓迎です。
その場合は下記のお問い合わせ窓口から、運営企業である「株式会社サンキョウテクノスタッフ」のお近くの営業所までお気軽にお電話ください。